近年、台風が多くなっているように感じているのは私だけでしょうか?
以前は、北海道出身の私にとって「台風」というのは、本州や沖縄に起こる災害で、どこか他人事でした。
しかし最近では、北海道に一気に3つの台風が上陸したりと、想定外の事態が起こっています。
そこで改めて、日ごろから備えておきたい食料と家の窓にできる台風対策を確認してみました。
台風への備えの食料はこんなものがおすすめ
いきなりですが、質問です。
「台風などの自然災害に備えるために、食料は何日分必要だと思いますか?」
答えは、
「7日分以上」です。
以前は、自然災害に備える食料の量の目安は3日以上でした。
しかし、2013年以降は「7日以上」が推奨されています。
でも一週間分の食料を準備するのは、かなりハードルが高いですよね。
実は、食料の備えは4~5日分で大丈夫なのです!
つまり、台風などの災害が起こったら、最初の2、3日は、
冷蔵庫の中にある食べ物で間に合わせます。
これは停電が起きてしまうと、冷蔵庫の中の物が腐ってしまうからです。
それから、常温で保管している食料を食べていくのです。
それでは、どんな食料をどのくらい準備すべきかをご紹介します。
ここでは、農林水産省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」を参考にします。
(参考)「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/gaido_160511_1.pdf
<大人1人1日3食分x4日間の場合>
- 水 (3L X 4日 = 12L)
*12Lというのは、2Lペットボトルの水1箱(6本入り)分です。
- 主食 (3食x 4日 = 12食)
以下から12食分を好みに合わせて、選びます。
- 精米または無洗米 (1食=75g=5合)
*1kgのお米で、3食x4日分がまかなえますよ。
- レトルトご飯、アルファ米 (1食=1パック)
- 乾麺(うどん、そば、パスタ)(1食=100g)
- パン (普段食べている1食分)
- 即席麺、カップ麺 (1食=1個)
- パンの缶詰 (1食=1缶)
- シリアル(コーンフレーク、グラノーラなど)(1食=50g)
*シリアルにはロングライフ牛乳(1食=200ml)を合わせるといいですね。
- 切り餅 (1食=2個)
- 主菜(3食x 4日= 12食)
以下から12食分を好みに合わせて、選びます。
- 肉・魚・豆などの缶詰(1食=1缶)
- レトルト食品(1食=1パック)
- 充填(じゅうてん)豆腐(1食=1パック)
*お豆腐は、数か月保存ができ、メーカーによって常温保存できるものがあります。
- 副菜(適量あるのが望ましい)
- 野菜類:じゃがいもや玉ねぎなどの日持ちする野菜、梅干し、乾燥野菜、漬物、野菜ジュース
- 海藻類:のり、乾燥ひじき、乾燥わかめ
- 汁物:インスタントみそ汁、インスタントスープ
- 果物:バナナやりんごなどの日持ちする果物、果物の缶詰、果汁ジュース
- 嗜好品(適量あるのが望ましい)
- 飲料類:コーヒー、紅茶、日本茶、ココアなど
- 菓子類:チョコレート、飴、ビスケット、煎餅など
- 栄養補助食品:カロリーメイト、ソイジョイ(SOYJOY)など
これで安心 台風の備えに窓にしておくべきこと
食料の準備が一段落したら、次は家の台風対策を考えてみましょう。
マンション住まいの方は、「何もしないで大丈夫」と考えがちですが、
台風で窓ガラスが凶器に一変することをご存知ですか?
暴風雨で何か物が飛んできて、家の窓ガラスが割れると、床に散らばったガラスの上を歩いたり、ガラスを片付けようとした時に手を切ったりして、大けがをすることがあります。
こうした被害を防ぐために、どのような対策ができるか、質問に答えながら確認してみてください。
さあ、いよいよ台風が接近するとのニュースを見ました。
- あなたの家の窓に、「雨戸」はありますか?
- ある。 → へ進む。
- ない。 → へ進む。
- 雨戸があって、よかったですね。
雨戸は暴風雨から窓を守る一番の防御策になります。
台風が接近してきたら、雨戸を全部閉めましょう。
しばらく雨戸を使用していない方は、錆びついて閉まらない可能性もありますので、事前に確認したほうがいいですね。
- マンションなどでは、雨戸がない家が多いと思います。
(我が家もありません。。)
それでは、あなたの家の窓ガラスはどんなガラスですか? - 「ふつうのガラス」→ へ進む。
- ふつうのガラスより強度が高い「強化ガラス」→ へ進む。
- ガラスに針金が埋め込まれている「網(ワイヤー)入りガラス」→ へ進む。
- ガラスの種類が分からない→ 大家さんか不動産屋さんに問い合わせてみます。
- ふつうのガラスは、割れると破片の先が尖った状態になるので、一番危険です。予算に余裕がある方は、「飛散防止フィルム」というものがありますので、それを買って貼りましょう。
予算に余裕がない方は、「養生テープ」を使いましょう。
養生テープは後ではがしやすいので便利です。
貼り方は、窓一面に縦横斜めに交差するように貼ります。
もっと強化したい方は、養生テープで段ボールを窓に張り付けましょう。 - 強化ガラスは、風圧に対しては強いのですが、何か鋭い物が当たると割れてしまいます。
ただし、割れた破片の角は尖らずに粒状になっているので、ケガはしにくいと言えます。
それでも割れるのが心配な方は、「飛散防止フィルム」か「養生テープ」を貼りましょう。 - 網入りガラスは意外にも、ふつうのガラスより多少割れやすいそうです。
ただし、針金が埋め込まれているので、割れてもガラスが飛び散りにくくなっています。
それでも心配な方は、「飛散防止フィルム」か「養生テープ」を貼りましょう。
台風の備え まとめ
台風は今や、秋の風物詩ではなく、いつでも・どこにでもやってきます。
なんとなく不安だな~と思っていた方は、今度買い物に行った時には、ちょっとだけ意識して、先に挙げた食料リストを多めに買ってみてください。
そして、買ってきた食料はそのまま保管するのではなく、一度は食べてみて、
自分の口に合った食料を揃えるようにするといいですね。