もうすぐ夏を迎え、気温もどんどん高くなってきています。
夏といえば注意しなくてはならないのが「脱水症状」
でも、脱水症状とは何か。
もし脱水症状になったときどう対処したらいいのか。
みなさんは知っていますか?
脱水症状とは
特に自分から水を飲むことができない赤ちゃんの脱水症状は心配ですよね。
自分だけではなく家族の命も守るために脱水症状について知りましょう。
脱水症状とは、その名の通り体の水分やミネラルが不足している状態のこと。
初期症状には大量の汗や、のどの渇きなどがあり、
経験したことがある人も多くいるのではないでしょうか。
しかし、脱水症状は決して軽いものではありません。
体の水分が失われるほど、つまり脱水症状が進行するほど
体に起こる症状はひどくなります。
水分減少率が20%を超えると最悪死に至ることもあります。
脱水症状を甘く見ることなく、できるだけ早い段階で水分を補給できるよう心がけましょう。
赤ちゃんの脱水症状の危険性とは!?
注意したいのが赤ちゃんの脱水症状です。
赤ちゃんは「のどが渇いた」と伝えることができません。
周りが注意して気づくことが必要です。
赤ちゃんのサインにしっかり気づくことができるよう、
赤ちゃんの脱水症状でよくみられる症状をまとめました。
「軽度の症状」
・尿の量や回数がいつもより少ない
・肌や唇の乾燥 ・顔が青白い
・手足が少しひんやりしている
・泣いたりかんしゃくを起こしたりする
「後期の症状」
・尿や便が出ない
・汗を全くかかない
・涙も出ない
・手足が冷たい
・顔色が悪く、皮膚が斑点状
・目がうつろでボーとしている。
・39℃以上の高熱
赤ちゃんは一般的な大人に比べ脱水症状になる危険が高いといわれています。
先ほども書いた通り、赤ちゃんは自分から伝えたり、自分で水分補給が
できないため、脱水症状に気づくのが遅れやすいんですね。
大人の体は60%が水分なのに対し、赤ちゃんは
約70~80%が水分でできています。
ですが、大人に比べ体の水分の入れ替わりが激しく、下痢や嘔吐なども
しやすいため、たくさんの水分が体から消費されています。
気付かない内に脱水症状が進行し、命の危険も・・・なんてことも
考えられてしまうので、十分注意が必要です。
脱水症状の見極め方と症状別の対処法!
脱水症状はその失った水分量によって大きく軽度・中等度・重度に
分けられます。
自分がどの段階なのか見極め、適切な対処ができるようにしましょう。
「軽度」
症状・・・喉の渇き、頭痛、食欲不振、立ちくらみなど
対処・・・水分補給、涼しい場所へ移動する、服をゆるめ体を冷やす。
「中等度」
症状・・・強い口の渇き、口の中の乾燥、吐き気、嘔吐、
めまい、手足のしびれなど
対処・・・まずは自分でできることを。
しかし医療機関への受診をしたほうが良いです。
「高度」
症状・・・不安感、幻覚、意識障害、けいれんなど
対処・・・すぐに医療機関へ連絡。
必要があれば迷わず救急車を呼びましょう。
脱水症状 まとめ
脱水症状は軽く考えられがちですが、重症化すると命の危険もあります。
しかし軽度であれば自分で対応できます。
症状に気づいたら、重症化する前に対処することが大切です。
また、事前の予防も脱水症状にはとても有効です。
喉が渇いたと思ってから水分を補給するのではなく、喉が渇いていなくても
こまめに水分を補給することを意識しましょう。