京都の祇園祭といえば、7月の1ヶ月間、様々な行事やイベントなどで盛り上がる、夏の風物詩です。
2016年に登録された、ユネスコの無形文化遺産。
日本の「山・鉾・屋台行事」のなかの1つが「京都祇園祭の山鉾行事」です。
たくさんの山鉾が町を行く姿は絵巻物を見るようで、目を奪われますね。
そんな祇園祭、なにしろ1か月もありますのでどのタイミングで出掛けるかで、見られるイベントも限られてきます。
これから予定をたてようかという方におすすめを紹介したいと思います!
祇園祭の日程はいつ?歴史と由来もおさらい
とにかく一ヶ月の間、各所でイベントがあります。
非公開のものもありますが、訪れたタイミングで見られるものは逃さないようにスケジュールを押さえていきましょう!
すべてのスケジュールはこちらをご覧ください。
なお変更の可能性もありますので、お出掛けの際には一度確認なさってくださいね!
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祇園祭はいつから、どういういわれで始まったお祭りなんでしょうか?
祇園祭の前身、祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)は疫神や死者の怨霊などを鎮めなだめるためのお祭りでした。
869年(貞観11年)のことです。
当時流行っていた疫病なども、恨みを残して亡くなった人々の祟りだと考えて無病息災を祈念したのが始まりでした。
夏のお祭りになったのは、
当時疫病や日照り、水不足などで夏に人が多く亡くなったことからだと考えてられています。
昔の人にとって四季の猛威は生きるか死ぬかの問題だったんですね。
その後、度重なる内乱や震災、大火や戦争などで中断されることはあっても、守ろうとした町の人々の努力で今に引き継がれています。
お祭りの草創期から神輿渡御はありました。
ただ祇園祭で一番の見所、山鉾巡行ですが、いつからそこに伴うようになったのかは実ははっきりと記述はないのだそう。
室町時代中期までの間、洛中洛外図には今の形の山鉾が描かれているので、その頃までには山鉾巡行が確立されていたということですね。
この山鉾、一本の釘も使わないで組んであるそうなんですよ!
それが街中を練り歩くんですから驚きです。
宵山の際には近くで見ることができますので、そんなところも
チェックしてみてくださいね!
祇園祭の宵山は絶対に必見!おすすめの楽しみ方とは?
宵山の時期にもイベントはたくさん。
スケジュールをしっかり押さえて見逃しのないように!
宵山の見所はこうした山鉾を間近で見られることもありますが、その他にもこの時期にしか見ることのできない、手に入らないものもあります。
見逃さないように予定を組んでくださいね!!
■山鉾の御朱印集め
宵山の期間中、このときだけの山鉾の御朱印をいただくことができます。
33基分すべて違う御朱印が用意されているので、コンプリートしたいときは早めの出発を!
また7月中には八坂神社で御霊会朱印もいただけます。
山鉾の方もそうですがすべて手書きではなくスタンプです。
無料のところもありますが有料のところも。
注意してくださいね!
■屏風祭の見学
宵山の時期だけ各山鉾町では一般のお家で表の格子をはずして、秘蔵している屏風や家の中の調度品、美術品などを、外から見えるように公開してくださる行事。
公式行事ではなく、一部有料の施設を除き、文化や伝統を守るために一般の方が個人でしてくださっていることなので、見学の際はマナーに気を付けてくださいね!
■前祭宵山
山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、一気にお祭りムードが高まります。
通りは歩行者天国になり例年たくさんの人出があります。
なにしろ1ヶ月のお祭りです。
情報はここには書ききれません!!
祇園祭 さいごに
お出掛けのスケジュールとお祭りの日程表を見比べて、
思い出に残る祇園祭を体験したいものですね!!
備えあれば・・・で、予定だけでなく、持ち物などもしっかり
準備してでかけましょう(^^