年の暮れはお歳暮の時期ですね。
お歳暮は、1年間お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて贈るものです。
会社の上司や親戚、友人など日頃お世話になっている方々に贈り物をします。
これは日本独自の文化らしいです。
このお歳暮ですが、日頃お世話になっている義理の両親にも贈るものなのでしょうか?
それとも身内だから贈らなくてもいい?
ここではお歳暮のマナーについて紹介します。
身内に贈る場合のお歳暮のマナー
お歳暮を誰に贈るかを考えた時に、会社の上司などはすぐに思いつきますが、
迷うのは義理の両親や自分の両親、兄弟など身内にあたる方々です。
私が悩んだのは義理の両親へお歳暮を贈るのか。という事でした。
主人に尋ねても「えっ。わかんない」という何とも頼りない答え・・・
結局、考えた結果贈ることにしたのですが、義理の母は不満だったようです。
家の人には贈るべきではない。
という考えのため、他人のように思えたのかもしれません。
なので、次の年からは一切贈らない事にしました。
ですが、私の友人は遠くに義理の両親がいるため、毎年欠かさず贈っているそうです。
この経験と身近な人からのリサーチと色々調べた結果わかったのは、
「お歳暮はその家の習慣に従うべき!」
です。
やはり、それぞれの家によって考え方も様々。
贈った方がいいという家もあれば、贈るべきではないという家もあります。
一番は主人に聞いて貰うのが良いと思います。
または、主人の兄弟などにどうしているか聞いてみるのも1つの手ですね。
まあ、一番無難なのは贈ってみること。かもしれません。
贈らないで「なんて嫁だ」と思われるよりは、贈って見て様子を見る方がいいかなぁ。
と思います。
お歳暮を贈る時期や渡し方
お歳暮を贈る時期ですが、本来は12月13日~12月20日までに贈るといいそうです。
しかし最近では、11月からお歳暮の準備を始め、12月中に届くように発送する方も多くみられます。
地域によっては、12月中に届けばよい。
という所と12月13日~12月31日までに届けば良いという所と様々です。
ただ、暮れになると帰省や旅行などで家を空ける方も多いので、20日頃を目安に贈るのが良いと思いますよ。
次にお歳暮の渡し方です。
最近は郵送で済ませる方も多いですが、ただ物を贈るのではなく、
日頃の感謝を込めた挨拶状を同封するのがマナー。
もしくは挨拶状を先に送り、後で品物が届くようにするのも良いですね。
もし贈る方が近くにいるのであれば、手渡しの方がいいと思います。
渡すときのマナーですが、まずは身だしなみ。
スーツのようにかしこまらなくてもいいですが、きちんとした格好で行きましょう。
お歳暮の時期は、冬になるので防寒バッチリで出かけると思います。
必ずコートやマフラーは玄関外で脱いでから家の中に入ってくださいね。
訪問する時の時間帯ですが、特に決まりはないので相手の都合に合わせるのがベストです。
早い時間や夕方の忙しい時間帯、食事の時間は避けます。
お歳暮を持参する時は、風呂敷に包むか紙袋を使用するのがマナーです。
渡すのは、部屋に通されて挨拶を済ませてから。
その際、風呂敷や紙袋から品物を出して手渡しします。
風呂敷や紙袋は持ち帰る方が印象がいいです。
そしてお歳暮を渡すときは感謝の言葉を伝えましょう。
例えば
「一年間色々お世話になりました。心ばかりの物ですがお納めください」
など感謝を伝え渡します。
玄関先で渡して帰る際は、「玄関先で失礼致します」を付け加えると良いですよ。
気を付けて欲しいのは「つまらないものですが・・」は使わない事です。
「つまらないもの」は悪い印象にとられる事もあり、最近では使われない傾向にあります。
身内へのお歳暮 まとめ
・お歳暮を義理の両親に贈る、贈らないは家の習慣を聞いてから決める。
・贈る時期は、12月初旬~20日頃までがベスト
・渡し方には郵送と手渡しがある。
・郵送の場合は挨拶文を添えると良い。
・手渡しの場合は身だしなみを整え、玄関先でコートを脱ぎ、部屋で挨拶が済んでからお歳暮を渡す。その際、紙袋、風呂敷からは出して渡し、紙袋等は持ち帰る。
・渡す際は感謝の言葉を伝える。
虚礼にならないように、あなたにあった方法で感謝を伝えてくださいね。